Engineer's Way

主にソフトウェア関連について色々書くブログです。

Linuxでのファイルの正しい配置について

 

今までLinuxを使ってきて、どこに何が置かれているのか、何を置くのかを漠然と理解していたけど、
FHS(FileSystem Hierarchy Standard) という名前でちゃんとしたスタンダードが存在することを、恥ずかしながら今更知りました。

wikipedia:Filesystem_Hierarchy_Standard

詳細はWikiを見てもらうとして、大まかには以下の通り。

パス 内容
/bin シングルユーザモードでも使える一般コマンド
/sbin 一般的なシステム管理コマンド
/etc ホスト固有のシステム設定
/usr 他のホストと共有できる“読み出し専用”データ
/usr/bin 基本的ではない一般コマンド
/usr/sbin 基本的ではないシステム管理コマンド
/usr/lib プログラミングとパッケージのためのライブラリ
/var 可変的なデータファイル。消えても問題ないものしか入れない
/var/cache アプリケーションのキャッシュデータ
/var/lock ロックファイル
/var/log ログファイルとディレクト
/tmp 再起動で消える(消えても良い)一時ファイル置き場

前から知っていれば、これまで作ってきたシステムも、もっといい感じのファイル配置にできたんだろうなあ…。