Engineer's Way

主にソフトウェア関連について色々書くブログです。

CloudFormationでElasticSearchService 5.x系を構築する時の注意点

 

CloudFormationでElasticSearchServiceを構築しようとしたところ、
Createに異様に時間がかかる上、

Creating Elasticsearch Domain did not stabilize.

というエラーが出て構築に失敗してしまうという状況に出くわしました。 (ロールバックにも異様に時間がかかるという、、)

調べてみたところ、バージョン5.x系のElasticSearchを作る場合、 AdvancedOptionsの指定が必須らしいとのこと。

https://forums.aws.amazon.com/thread.jspa?messageID=768527

YAMLだとこうなります。

      ElasticsearchVersion: "5.3"
      AdvancedOptions:
        rest.action.multi.allow_explicit_index: true
        indices.fielddata.cache.size: ""

公式ドキュメントだと「Required: No」となっているので結構な罠ですね、、。

AWS::Elasticsearch::Domain - AWS CloudFormation

Angular4(2+)でカスタムValidationを作る

 

Angular4(2+)で独自のValidationを作ってフォームに適用したい時のやり方を調べましたので、備忘録として残しておきます。

1. Validationディレクティブを作成する。

まず、ディレクティブとして、カスタムValidationを実装したクラスを作ります。 以下は単純な例で、フォームへの入力値が「abc」だったらNG、それ以外はOKとしてます。

import { Directive } from '@angular/core';
import { AbstractControl, FormControl, ValidationErrors } from '@angular/forms';

@Directive({
    selector: '[validateCustom][ngModel],[validatorCustom][formControl]'
})

export class CustomValidator {
    check(control: AbstractControl): ValidationErrors|null {
        return control.value === 'abc' ? {‘custom': true} : null;
    }
}

入力をNGとしたい時に「{‘項目名’: true}」をreturnします。

参考:angular.coreのソース
https://github.com/angular/angular/blob/71f5b73296708014b740fb5dd0145c0599de7a19/packages/forms/src/validators.ts

2. 作ったカスタムValidationを使う。

使いたいコンポーネントの中で以下のように書くことで使用できます。

import ‘CustomValidator’ from ‘../directives/custom-validator';

:
onNgInit() {
  const cv = new CustomValidator();
  this.control = new FormControl('', cv.check);
}

AWS SESでスパム認定されない独自のメールアドレスドメインを登録する

 

独自ドメインでメールを送信する時、受信側にスパムメールフィッシングメールと認定されないように注意しなければなりません。そのために、SPFDKIMといった認証技術を使って、ドメインを認証する必要があります。

SPF/DKIMの普及が迷惑メール対策に効果、Googleが調査結果を公表 -INTERNET Watch Watch

今回はAWS SESを使って、独自ドメインSPFDKIMの認証をしてみます。

1. ドメインの取得

まずはドメインが必要です。
Route53などで取得しましょう。

2. メールドメインの登録&DKIMの設定

  1. AWSコンソールでSESを選択 東京リージョンには残念ながら存在しないので、オレゴンリージョンあたりを選択します。
  2. 「Verify a New Domain」をクリックする。 f:id:matsnow:20170604170356p:plain:w400
  3. ドメイン名を入れ、「Generate DKIM Settings」にチェックを入れ、「Vefiry This Domain」をクリックする。 f:id:matsnow:20170604170418p:plain:w500
  4. Use Route53をクリックする。 f:id:matsnow:20170604170433p:plain:w500
  5. 画面が切り替わった後、そのまま「Create Record Set」をクリックする。 f:id:matsnow:20170604170439p:plain:w500
  6. pending vefiricationの状態になるので、verifyになるまで数10分待つ。 f:id:matsnow:20170604170511p:plain

3. SPFの設定

  1. 「Domains」の中から、追加したドメインをクリックする。
  2. 一番下の「MAIL FROM Domain」を開き、「Set MAIL FROM Domain」のボタンをクリックする。
  3. ダイアログ中の「MAIL FROM Domain」に任意のサブドメインを入力して「Set MAIL FROM Domain」をクリックする。 f:id:matsnow:20170604170533p:plain:w400
  4. 「Publish Records Using Route53」をクリック f:id:matsnow:20170604170606p:plain:w400
  5. Warningの画面になるので、MXとSPFの両方にチェックを入れてボタンをクリック f:id:matsnow:20170604170613p:plain
  6. verifyになるまで待つ。 f:id:matsnow:20170604171628p:plain

4. 設定できていることの確認

Gmailで確認してみます。

  1. 「Domains」から登録したドメインを選び、「Send a Test Email」でテストメールを送信する。 f:id:matsnow:20170604171320p:plain:w500
  2. 受信したメールの詳細を表示する。 f:id:matsnow:20170604170633p:plain
  3. dkim=pass」と「spf=pass」の所に、設定したドメインが記載されていればOK。 f:id:matsnow:20170604170641p:plain

以上でドメインの認証が完了です。